2018/05/03 JARU JARU TOWER 〜ジャルってんじゃねぇよ〜 オーラスレポ感想
※これから書く内容はジャルジャルのコントのネタバレを含みます。
どこかで披露したときやDVD化されたときの楽しみにしておきたいとか思う方は見ないでください。(笑)
※2018年春のジャルジャル単独。
大阪4月29日、東京5月2日3日のうち、筆者は5月3日の最終公演(オーラス)(ジャニオタみ)に参戦しました。その内容の記憶の限りのニュアンスを超主観的な感想を交えながら書いていきたいと思います!
誹謗中傷受け付けません!
それではどうぞ。
順番はちょっと怪しいですが
・OP
さいきん開設されたサイト「JARU JARU TOWER」のちっちゃいジオラマ?みたいなやつを制作中の感じの映像。かわいい。
⬆このポスターの感じね。
かわいい。かわいい。このちっちゃいジャルジャル欲しい。グッズ化してください
①上司の実家のインターホン押しただけの奴
スーツを着た上司(後藤)と部下(福徳)、住宅街で、1件1件訪問する営業かなにかのお仕事中。
ちっちゃい頃ピンポンダッシュしたよなという話を上司が持ち出し、あー、楽しかったですよねという部下。
後「ちょっとこれからまたやってみぃへん?」
と、適当に目の前にあった家を指さす上司。
部下の半歩後ろで逃げる準備万端、ピンポンしたらこっちに逃げよう!と提案。
いや…その時点でもう怪しいwww
ピンポーン!して走り出した瞬間 上司が部下を羽交い締めwwwwwwでしょうねwww大迫力です
そして暴れる部下に上司が言った一言「ここ実家やで」
は!?wwwwwwwww
後「ただいまー」www
福「…こんにちはぁ」←この気まずそうな挨拶の仕方超うまい
意味不明なコントでした良さ出てた
✳コント後のVTRは、そのコントがはじまる前段階の映像を二分割で。斬新。オールロケ
今回で言うと、実家の前でピンポン押して逃げ出す部下をつかまえる練習をする上司と、おそらく待ち合わせ場所に地図を持って向かう部下。
ふたりが落ち合ったところでVTR終了…。
(前回の、拍手の大きさをはかるやつよりもすきでした)
②解散をカウントダウンで阻止する奴
金髪でライダースジャケットのやつ(福徳)(NEWS手越担としては思わず反応してしまった格好)と、淡い色のシャツのシンプルな格好のやつ(後藤)、金髪のやつの傍らにはギター。
ふたりはコンビで歌手。10年以上やっているのになかなか結果が出ないことを切り出す後藤。でもやり続けていればきっと結果は出る!と前向きな福徳。
明らかに「解散しよう」と言いそうなことを察した福徳は、カウントダウンをして「解散しよう」にかぶるように「それ絶対言っちゃダメ」と言い阻止していく。
すぐ言いそうな時は「3秒後」ちょっと色々語りだそうな時はトイレいって戻ってきたり、w
だんだんわからなくなってきて言ってないのに「それ絶対言っちゃダメ」言っちゃったり、海いってバーベキューいった話したあとの「海鮮にしよう」に反応しちゃったり、ただただ棒立ちする後藤に予想つかなくて慌てたり、段々上手くいかなくなるのw
後藤「方向性の違いが服装にも表れてるやん!」www
ふたりの阿吽の呼吸が感じられる、ちょっとゲーム感覚なような、さらっとやってるけどめちゃめちゃ高度なネタだなっておもった痺れた。
③バックヤードでリセットされる奴
靴屋さん(福徳)に、スーツを着たサラリーマン(後藤)が来る。急ぎで革靴を買いに来た。
すぐ決めて、サイズ26.5と伝えて、バックヤードに確認しに行った店員だったが、戻ってくると何故か「無」になっているwww
それでサラリーマンのことなんてまるで忘れたように次のお客さんの接客をはじめて、またサイズを聞いてバックヤードに行くとまた無になって戻ってくるwww
そしてどんどんお客さん溜まっていって、サラリーマンがしびれを切らして声をかけると「あっ!あっ!すいません!」と言ってバックヤードに行ってと戻ってくるとまたリセットされてるwww何回元気に走って行ってもリセットwww
なぜリセットされるのか、そこには秘密があったのです…その秘密を聞いたサラリーマンは…。
福徳さんのリセットされたかおが何度見てもしんどかっためっちゃわらった…(笑)
④うんこのシミの奴
とあるマンションの一室に訪問してきた男(福徳)、そこに住む男(後藤)。三ヶ月前までここに住んでいて、懐かしくて見に来ましたー!とのこと。そんな三ヶ月で懐かしく感じますか…?と困惑する後藤だったが、福徳は、リビングにある大きなシミについて言いに来たのだという。その秘密を聞いた後藤は愕然とするのであった…
汚いしめちゃめちゃ頭おかしいやつなんだけどほんと福徳さんそういう役うまくてゾワッてしちゃう…(笑)コントの伏線VTRで何も知らずそのシミを指でカリカリやってる後藤さんに、ダメーー!って言ってあげたくなった(笑)
⑤雑談から漫才したい奴
オーディションを間近に控えた漫才コンビ。ネタを考えてる方(福徳)と、その相方(後藤)(キャップを後ろにかぶり男っぽい感じ)
普段の会話の中では自然にツッコミしてるのに、いざ漫才になるとカチカチのカタコトの変な喋り方になる後藤www
福徳「緊張してんの?」
後藤「緊張してへん。漫才してると思うと心臓ぐーってなんねん」
あくまで「緊張」ではなく「心臓ぐー」という謎の主張を繰り返すwww
「漫才したいんちゃう、雑談したいだけ。でも売れたい!」
というめちゃくちゃなことを言う後藤に応えようと、会って早々雑談を始めて「じゃあおまえ〇〇やってや!おれ〇〇やるから」などと言い始めると「これ漫才やんな?」と真顔になったりカタコトになったり、とことんダメな後藤。w
しまいにはネタ作りのために持ってきていたパソコンも持ってくるなとかw
そしてある日、誕生日おめでとう!と後藤に真っ赤なジャケットをプレゼントする福徳。
そのまま気づいたらステージへ…。
ジャルジャルの、売れない若手芸人シリーズ大好き、一体どれぐらいレパートリー出てくるのって思う。毎回、誰かモデルがいるの?ってくらいリアリティすごい。
それで言うと、今回は、彼ら自身をモデルにしたの?って思った。
「漫才は台詞じゃなくて、雑談の延長線上にあるのが理想。漫才だと思うと心臓ぐーってなる」って言ってたのは、ジャルジャルがかつて悩んでいた、ひょっとしたらいまも悩んでいるかもしれない悩みそのものなのかなって深追いした。(笑)
⑥一応、人命救助した奴
アナウンサー(後藤)と、パンチパーマにアロハシャツのおじさん(福徳)。
おじさんが人命救助して表彰されたということで、取材にやってきたアナウンサー。
取材するにつれて、おじさん(と、その家族)の狂気じみた本性が明らかに…。
何度も言いますが福徳さんの頭おかしい人の演技が最高すぎて(笑)それで淀みなくずっと喋れるの、落語家にも似たようなものを感じた。凄いよね。
人が倒れててもそのまま農作業に行ってごはん食べて二度寝して、その時点で、んっ?!となってたら、
グアムに行ってきてそこでパンチパーマをかけてきてアロハシャツも買って、極めつけはブラジャーつけてるおじさんwwwwwwむりwwwその代わり奥さんはつけてない「夫婦はどっちかがつけるものなんですよ」という謎の理論www
⑦孫に小遣いやるの下手な奴
「ストリート間違い探し」をはじめたピンクのネクタイをした男(後藤)、そこに集まってきた子ども(福徳)。
よく見たらネクタイじゃなくて靴べら!っていうのを当てた子供に、ごほうびとして1万円をプレゼントする。「えっ、こんなにいらないよ…」と困惑する子供だったけれど、ちゃっかり受け取る。そこには大きな秘密が…。
VTRがやけに長いけれど、ということは何かあるはずだと予想を立てていたっけ見事に予想外で驚愕でした、まさかその1万円を渡すまでにたくさんの人間が関係していたなんて…w
どんでん返しラスト好きなので痺れました
⑧落語であってくれと願う奴
落語の師匠(福徳)と弟子(後藤)。
「おーい!」と師匠に呼ばれ弟子が部屋に入ってきたら落語の台詞だった(笑)
落語なのか?実際怒っているのか?境目が全くわからない師匠の落語。
「どんな落語や」と呟いたのを拾われて「どんな落語やってどういうことや!師匠に対して!」とブチ切れたり座ってたソファを降りてずんずん弟子に向かっていってもくるっと振り返ってやっぱり落語の一節だったりわかりづらい師匠www
落語だと思って失言をしたことで師匠が怒り始めると、「落語であってくれ!!」と祈る弟子www師匠を目の前にその願いの意味がわからないけれどwww
落語なんだろうなとは思いつつも、え、やっぱりちがうかも!?と見てるこっちまで冷や冷やするようなスリルのあるコントでした(笑)
伏線VTRでは廊下で拭いた雑巾で師匠の扇子を何回も拭く弟子www
⑨八百円への執念イカつい奴
出前を持ってきた店員(福徳)と出前を頼んだ眼鏡の男(後藤)。
(部屋でスリッパを履いていたのを玄関先で靴に履き替えてチャイムに応答するあたり、あ、ちょっとイイ家の人なのかなとか想像できる。設定の細かさスバラ…)
玄関先ですっ転んでうどんをぶちまけてしまう店員。「やっべ…」と気まずそうに頭をかいて片付けたあと普通に800円とろうとする店員ww
時給が800円だから、商品をダメにしたら自腹しなきゃいけないぶんチャラになってしまうから執念がいかつい。
2杯目頼む時は1600円ですとか言ってみたり、おばあちゃん?の手術代を稼いでて…と泣きながら、手術代がなんと800円もするんです…と言ってみたり、劇団やってるんです!見に来てください!2800円です!とチケット渡すと紙面には金額2000円って書いてあるやんけ!とバレたり、ありとあらゆる方法で客から800円を巻き上げようとする店員www
さいごには「両替しますよ」と、巧みな話術(?)でつぎつぎ小銭を作っていって…。
VTRで明らかになるのは、男性はピアニストで、めちゃくちゃ広いいい家住んでて、店員は来る前にうどんをこぼしていたという衝撃の事実(笑)
⑩バンドやりたい!!だけの奴
ベンチに無表情で座っているマッシュルームカット(福徳)のもとに、興奮した様子の角刈り(後藤)がやってくる。
バンドやりたいねん!!だから受験やめよう!とぴょんぴょん飛び跳ねながら主張し始める角刈り。マッシュは今までそんなこと言ったことなかったやん!と困惑。
だけどその熱心な様子に「やめてや、やりたくなっちゃうやんかー!」と次第につられて興奮し始めるマッシュ。「やろ、バンドやろ!」いややるんかいwwwwwwふたりでぴょんぴょんしながら曲を作ろうと興奮しながらはじめるふたり。
たえず上下に動き続けるふたりがかわいくてかわいくてww
マッシュは「青空」とかいろいろワードが浮かぶのに言い出した角刈りが「おーーーい」しか出てこないwwwwww何回チャレンジしても「おおーーい」しか言えないwwwwwwわかってても笑ってしまうww
終いには当初とテンションの差がでてきてしまい…
⑪怒りよりも恥ずかしさが勝ってる奴
居酒屋にふらりとひとりで入ってきたサラリーマン(後藤)と店員(福徳)
「ここはラップ居酒屋でーす!」と韻を踏みまくって接客してくる。1人だし恥ずかしいし笑いながら軽くあしらうサラリーマンだったが、あまりにもしつこく韻を踏んできて「ラップ以外は使っちゃダメです!」と言ってきて決心して渾身のラップを披露するサラリーマンだったが…
福徳さんは頭おかしいやつもうまいけど、軽薄な若者(?)の役もめちゃくちゃうまいんだよなー!!!不思議なことに、見てるだけなのに後藤さんと同じ気持ちになっていたたまれなくなりました(笑)恥ずかしがる演技がうまいのよなー!
⑫タオルを取り合う奴
舞台はライブ会場。友達同士のふたり。そのバンドのファン(福徳)と、ただ連れてこられた友達(後藤)、ついていけないよーと言いつつタオルが振ってきたら全力で取り合うふたりwwwその激しさを照明で表現されていて臨場感半端なかったかっこよい!wwwコマ送りのようにも見えてかっこよかった。
イメージとしてはしつこい引ったくりの近代バージョンって感じ(笑)
EDV
大人気バンド「OI METAL BAND」の東京ドーム公演の様子。
今までのコントキャラが見に来ていて、インタビュー。(解散しかかっていたふたり、人命救助したおじさん、落語家と師匠、ラップのサラリーマン)
さいごに2本タオルを引っ張り合いながらインタビューを受けるふたり。引っ張り合いの最後に後藤が持ってってしまって頭を抱える福徳。
「ドームなのに2本ともこっちに来たのに!!泣 ライブ映像みてくださいよ!すごいんすよOI METAL BAND」
VTRが終わって暗転して、ライトがついて、
「バンドやりたい!!だけの奴」のふたりが出てくる!!!きゃー!!
(OIって、、その おーーい、か(笑)!)
⬆この格好の2人
爆音で「青空ー!!!こどものようにー!!」
「おおーーーーい!!!!」
角刈りが客席に降りて最前列の人にマイクを向けたら「おーい!」って言ってたwwwすごいwww
おーーい!!のコールアンドレスポンスも数回www
タオルをちゃんと同じ場所に2回投げて、
そしてふたりのバックのスクリーンでエンドロールが流れ終幕!!!!
そのあとのフリートークでは、グッズの通販の話(熱が冷める前に買ってください!!ってw)とか、バンドやりたい!!だけの奴が実はすごく体力を消耗する話とか、最後のタオルの引っ張り合いで酸欠になる話とか。
アプリYouTubeチャンネルの宣伝も。
おーい!!!のコールアンドレスポンスを再びやりながらばいばーい!しました。
ジャルジャルって、いろんなお仕事してるけど、なによりコントやってる、なかでも、単独ライブをやってるふたりがいちばん生き生きしてるよなー!!!
見る度パワーアップしてて、いつまでも予想できない展開や演出、いったいふたりはどこまでいくの?!って思う。
新ネタライブと一言で言っても、決してただただ工場で大量生産してるわけじゃなくって、一個一個が深くて、いろんな味がして、ぜんぶがひとつのライブとして意味があるんだなって。
初めて母親を連れていったんだけど、
「ジャルジャルの良さは、この単独ライブじゃないと伝わらないね」って言ってて!!
うわぁーーーほんとそれなーーって思った。
たとえばテレビでネタを1本披露するとなると、たっくさんある物語の1ページの一部を披露するに過ぎないから、好きな人は好きだけど…ってなる所以なのかなとも。
理想としては、いろいろCMとか露出が増えて、彼らを知った人達が、じゃあライブ行ってみようかなって思って単独ライブに来てほしいなって。そして沼に落ちてきてほしいなって。
「コントがおもろいふたり」なんて単純な言葉じゃ片付けられないよ!?って、伝えたいなって思う。かと言ってピッタリくる表現が浮かばないけど…(笑)
けど、根底にあるのは、高校の保健室で笑っていた、「同級生の親友ふたり」なところも、かわいくて、素敵で、目が離せない理由かなーって!
今秋も単独あるかな!ツアーあるかな!北海道来て欲しいな!!来てくれなくてもこの調子じゃまた見に行きそうだなー!!!w
すっごい熱く語ってしまいましたここまで読んでくれてありがとうございましたー!!!!